TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL FILE 1 浅葉克己
画像
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SPEC

FIN.

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コンセプト「MARS 火星 − 白と黒の宇宙」について

浅葉克己氏
浅葉:
この冬、面白い写真を見つけたんです。それはNASAの探査機が撮った火星の写真集で、実に印象的でした。昔、「地球儀と火星儀を並べて眺めて、いつも宇宙のことを考えなさい」と、松井孝典さん(宇宙学者)に言われたことを思い出しましたね。そこで、「よし、これで作品をつくろうかな」と決意しました。
火星の写真集の序文に引用されていた文豪ヴィクトル・ユゴーの「風景は一種の文字だ」という言葉にも触発されました。そういう視点で考えると、モノクロの写真がまるで日本の薄墨の世界のようでもあり、人間を超えた未知の世界のようでもあり、実に面白い。そこで、宇宙の神秘が生み出した美しい造形に文字と日本の伝統的な美の世界・薄墨と文字を響き合わせようと思ったんです。
PD:
モノクロ表現の組み合わせですね。モノクロ写真の再現は印刷技術では歴史が長く、ダブルトーンやトリプルトーンなど技術的にはかなり確立されたジャンルなんですが、この機会にもう一つ踏み込めたら、印刷会社としてもかなり面白いことが発見できそうな気がします。
浅葉:
そうですね。まさしく、白と黒の宇宙です。そもそも宇宙も火星もどういうものか謎が多いから、印刷という切り口で創り込んでいくのも面白いですね。
それともう一つ、薄墨の表現を極めてみたい。僕は、長谷川等伯の霧にかすんだ松の表現のような、墨の豊かな表現をなんとか印刷で出したいんです。そのあたりをしっかりと突き詰めていけたら。
PD:
了解しました。では、私はまずはモノクロ表現で何ができるか、印刷技法的なアプローチを考えてご提案してみたいと思います。
浅葉:
楽しみです。そうそう、それと僕は金と銀も好きなんです。そういう要素も盛り込めたら面白いよね。
PD:
確かに面白そうですね!考えてみます。
スタッフからのコメント

浅葉氏はタイポグラフィを極めようと20年近く書の世界と向き合ってきた方です。その成果をいろいろなかたちで発表なさっていますが、今回はそれを印刷に思いきり活かしてみたいとのこと。そのあたりの書の原稿もかなり楽しみです!

スタッフからのコメント
次回予告

まずは浅葉氏の描いた薄墨でモノクロ表現の可能性を見てみることに!はたしてどんな設計になるのでしょうか?

プロフィール
浅葉克己 ASABA KATSUMI

浅葉克己
ASABA KATSUMI

アートディレクター

1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシテイを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。代表作に、サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、ミサワホーム「ミサワ デザインバウハウス」、民主党ロゴマーク、長野オリンピック公式ポスター等。日本アカデミー賞、紫綬褒章、亀倉雄策賞など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、JAGDA会長、AGI日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授。桑沢デザイン研究所所長。日本卓球 協会評議員・卓球6段。2013年春の叙勲にて文化芸術部門旭日小綬章受章。

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