TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 1.構想からトライアルへ-平林奈緒美
構想
「以前からプロセスの4色を別の色に置き換えたらどうなるんだろう、という興味を持っていました。Macでシミュレーショできる場合もありますが、蛍光色なんかだと無理ですよね。「ちょっと試してみたい」という軽い気持ちで実験してもいいでしょうか?」
構想を語る平林氏 構想を語る平林氏
トライアル1
原稿
平林氏が準備した写真(紙焼き)。ナチュラルな色合いを蛍光色で表現するとどうなるのだろう。
用紙/インキ
平林氏が選択したのはOKエコプラスとマガジンテキストの2種類。これに色調比較用のアート紙を加えた3種類の用紙を使用。
インキは通常のプロセス4色のほかに、スミ(K)以外を平林氏が指定した蛍光インキ、メタル系特色、パステル系特色に置き換えたインキを使用。
用紙
OKエコプラス
マガジンテキスト(きなり)
OK金藤
インキ
プロセス4色
蛍光インキ
(C=PANTONE 801 C / M=806 C / Y=810 C)
メタル系特色
(C=PANTONE 8201 C / M=8443 C / Y=8643 C)
パステル系特色
(C=PANTONE 317 C / M=196 C / Y=135 C)
製版/校正刷り
写真原稿の色調にできるだけ忠実に仕上がるよう製版した。 刷り順は、蛍光インキ、メタル系特色、パステル系特色も含め、すべてK→C→M→Yの順で刷った。
版の構成/刷り順
a) K→C→M→Y(プロセス4色)
b) K→PANTONE 801 C→806 C→810 C(K以外、蛍光インキ)
c) K→PANTONE 8201 C→8443 C→8643 C(K以外、メタル系特色)
d) K→PANTONE 317 C→196 C→135 C(K以外、パステル系特色)
トライアルを終えて
a)プロセス4色 a)プロセス4色
用紙:マガジンテキスト(きなり)以下同用紙
b)蛍光インキ(スミ以外) b)蛍光インキ(スミ以外)
c)メタル系特色(スミ以外) c)メタル系特色(スミ以外)
d)パステル系特色(スミ以外) d)パステル系特色(スミ以外)
平林氏のコメント
「蛍光インキは思ったより不思議な感じになって面白かったです。パールインキがパステル調っぽくなるのはちょっと驚き! それにしても一番上に刷った色ってこんなに強く出てくるものなんですね。いろいろ組み合わせるのも楽しそうだし、様々な可能性がありそう」
パールインキや蛍光インキは通常のプロセスインキよりも透明度が低いので、最後に刷り重ねたインキの色が際立っている。インキを刷り重ねる順序を変えると、今回の実験結果と異なる色調に仕上がるだろう。
次に向けて
「もっとはっきりした色の組み合わせなら、より意外性のある表現になるかもしれない。インキの刷り順を変えるとどうなるのかも見てみたい。1枚の中に通常のプロセス4色の部分と特殊な4色掛け合わせの部分をつくるのも対比ができて面白いかも」
プロフィール

平林奈緒美 Hirabayashi Naomi
平林奈緒美
Hirabayashi Naomi

アートディレクター/
グラフィックデザイナー
東京都生まれ。
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業後、株式会社資生堂(宣伝制作部)入社。2002年より1年間ロンドンのデザインスタジオ「MadeThought」に出向。05年よりフリーランス。
主な仕事に「FSP」、HOUSE OF SHISEIDO、ettusais、journal standard luxeなどセレクトショップのビジュアルディレクション、宇多田ヒカル・森山直太朗のCDジャケットなど。
NY ADC金賞 / 銀賞、British D&AD銀賞、JAGDA新人賞、東京ADC賞、東京TDC銅賞など受賞多数。
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