TOPPAN 凸版印刷株式会社

当サイトは、コミュニケーションメディアのひとつである印刷表現の幅を広げ、クリエイティブに役立つ情報を発信するウェブサイトです。凸版印刷のグラフィック・アーツ・センター(GAC)が運営しています。

GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 1.構想からトライアルへ-服部一成
構想
「印刷の基本的な仕組みを利用して表現に転換できないかな、と考えました。たとえばオフセット印刷は点の大きさを変化させることで色や調子を表現していますよね。これが線ならどうなるのかな? しかも、手描きの線の太さで濃度を表現すれば、手作りの4色分解ができるのでは? ……と言う訳で、まずはカラーチャートをつくってみましょう」
構想を語る服部氏 構想を語る服部氏
トライアル1
原稿
服部氏が手で描いた線を原稿に
用紙/インキ
様々な紙でカラーチャートをつくることに。インキは通常のプロセス4色を使用。
用紙
OK金藤/ユーライト/ルミネッセンス(マキシマムホワイト)/ヴァンヌーボV(ホワイト)/NTラシャ(うすクリーム)/ぐびき(朱赤)
インキ
プロセス4色
製版/校正刷り
20%、40%、60%、80%、100%に描き分けられた原稿を入力してアウトライン化し、市販のカラーチャートと同じように掛け合わせの段階を表示するグリッドに当てはめて製版した。
版の構成/刷り順
K→C→M→Y
トライアルを終えて
手描きで制作されたカラーチャート。パターンは全部で31パターン
チャートのひとつを抜き出したもの。服部氏ならではの手描きの味が出ている
服部氏のコメント
「いやあ、本当にカラーチャートに見えますね。近寄ると手描きの線の良さが出てくるし、遠目に見るとちゃんとグラデーションに見える。もっとワザとらしくなるだろうと思っていたんですが、意外にキレイになっちゃいました。で、これからどうしようかなあ・・・・・・」
遠目に見るときちんとカラーチャートになっている。服部氏らしい遊び心に満ちたカラーチャートだ。この手法でどんなビジュアルをつくるのか、次のステップが楽しみである。
次に向けて
「これをどう活用するか、応用編を考えなければいけませんよね。困ったなあ・・・・・・。遠目でも線の掛け合わせだとはっきりわかるようなものにしたほうがいいのかな。ここが悩みどころですね」
プロフィール

服部一成 Hattori Kazunari
服部一成
Hattori Kazunari

アートディレクター/
グラフィックデザイナー
1964年東京都生まれ。
88年東京芸術大学デザイン科卒業後、ライトパブリシテイ入社。2001年よりフリーランス
主な仕事に、キユーピー「キユーピーハーフ」の広告キャンペーン、「流行通信」誌リニューアル、大塚製薬「ポカリスエット・地球ボトル」パッケージデザイン、旺文社「プチロワイヤル仏和辞典」ブックデザイン、「here and there」誌アートディレクション、東京国立近代美術館「ドイツ写真の現在」展グラフィックデザインなど。
東京ADC賞、東京ADC会員賞、東京TDC会員賞、第6回亀倉雄策賞、原弘賞など受賞多数。
  • グラフィックトライアル twitterはじめました

PDFファイルをご覧になるには、下のボタンから最新のプラグインをダウンロードし、インストールしてご覧ください。

Get Adobe Reader

  • ご意見・ご感想・お問い合わせ 
  • 著作権について 
  • 個人情報保護方針
© 2002 TOPPAN PRINTING CO., LTD.