TOPPAN 凸版印刷株式会社

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GRAPHIC TRIAL グラフィックトライアルトップクリエイターとともに印刷表現の可能性を探ります

GRAPHIC TRIAL 1.構想からトライアルへ-澁谷克彦
構想
「オペークホワイトを使って、オフセット印刷ならではの白の表現を探してみたいと思っていました。まずは少し色のある紙を使って白の発色やグラデーションの調子を確かめてみましょう」
構想を語る澁谷氏 構想を語る澁谷氏
トライアル1
原稿
澁谷氏が鉛筆等で描いた実験用の原稿
用紙/インキ
実験に使った用紙はNTラシャ、NBファイバー、銀竹の3種類。いずれもベージュ系の色の紙である。インキはオペークホワイトを使用。
用紙
NTラシャ(白茶)/NBファイバー(白茶)/銀竹
インキ
オペークホワイト
製版/校正刷り
刷り回数による色調比較をするために、1度刷りと2度刷りのパターンを試すことにした。さらに、重ね刷りする版のスクリーン角度を変えたパターンも試してみた。またインキの染み込みを抑える効果があるニスを下地に引いたものも作成した。
版の構成/刷り順
a) オペークホワイト(スクリーン角度15度)
b) オペークホワイト(スクリーン角度15度)→オペークホワイト(スクリーン角度15度)
c) オペークホワイト(スクリーン角度15度)→オペークホワイト(スクリーン角度75度)
d) ニス→オペークホワイト(スクリーン角度15度)→オペークホワイト(スクリーン角度75度)
トライアルを終えて
a)オペークホワイト(15度) a)オペークホワイト(15度)
b)オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(15度) b)オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(15度)
c)オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(75度) c)オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(75度)
d)ニス→オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(75度) d)ニス→オペークホワイト(15度)→オペークホワイト(75度)
澁谷氏のコメント
「思ったよりもちゃんと白く印刷され、正直ホッとしています。ニスを引くと、より白く発色するようですね。ニスの2度引きとかコーティング剤の工夫でもっと白くなりそうな予感が……なにか方法はありませんか? ニスを引くと紙の質感が変わって見えるのもうまく利用できそうですね」
2度刷りするとかなり白さが表現できる。同じ2度刷りでも、スクリーン角度を変えて2度刷りする方がグラデーションの微妙な調子がよく表現できているようだ。ニスの下引きも効果があるようである。
次に向けて
「今度は写真表現に挑戦してみることにします。オペークホワイトを使ったダブルトーンやトリプルトーンとでも言うんでしょうか。白の利かせ方をいろいろ工夫する必要がありそうです」
プロフィール

澁谷克彦 Shibuya Katsuhiko
澁谷克彦
Shibuya Katsuhiko

アートディレクター
1957年東京都生まれ。
81年東京芸術大学美術学部卒業後、株式会社資生堂(宣伝部制作部)入社。現在に至る。
主な仕事に、「SHISEIDO THE MAKEUP」「クレ・ド・ポー・ボーテ」「INOUI ID」「ピエヌ」「ZEN」「エリクシール」「スキンケアハウス資生堂」など資生堂の化粧品、企業広告のアートディレクション、その他にアユーラのCIなど。
東京ADC賞、NY ADC特別賞、JAGDA新人賞、東京TDC一般金賞など受賞多数。
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